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270 名前:鼠 ◆KYUSO21aFo [sage] 投稿日:2007/01/21(日) 02 34 25 ID 9Sr6eO3y _人_ . ‐ . . . ̄ ̄ .`丶、 _人_ `Y´ _人_ 「丁 .エ´= . . . . . . . . . . . . .、 \ `Y´ `Y´, -‐  ̄ ̄`丶、 |/, / , - . / . . . . . . . . . .`ヽ.ーァ.┬ 、 / _ -、\ - /_./ { / / ヽ、ヽヽ \/ ./ . / /´ `ヽ、\ヽ/ィ.V_{ ./ハ| .l . .| . . . .. } } } リ小ヽ、V / // /、 、.ヽヽトヽハハ |/ .ハ .l!__lトl| |.| . . . // /イイ..リ. ト..Yヽ _人_ ||| / / /,ムzV-‐ヽ. l_ヽヽV!-|| ////L_、`T| | .. /メォrチ-}/ .ヽ|. ト! `Y´ !|| ! l_ムL ヘト.「ト lヽV|l/}//{!fr心 ヽト/j/´z≦ム| .l .| . / _人_|l !| l| |ト{ _Lj_|ハヽトヽV} | 辷シ^ 仆イl}ノ |! .! V `Y´ ! | 从ハ!z,三、 /r示i`Yトトヽ\ A __丶_ `ー l |. ト. l _人_ } | | l|〈{ lf_jハ 辷ン ´| !トヾー ヽ_. ,┴ュ.ノ . イ ハl ヽ `Y´ //!j,小 ``ー′__ ィ _ _/} |l!リ`ー/ ./! 三ュ .|=<. / ヽ . / ノ从|トlト . _ _ ヽ..ノr ヽヽ〉ノ / /ミy__ ..ゞー} . .l、|. . ヽ. _人_ ´ ヽ ヽ{{ //7T¨´〉 /ヽ. / ..´ ̄_ . -‐ ヽ ..ヾ、r‐_l _人_ `Y´ 〉ー、 厂ヽ \r_ヘ `ー ¨トァ- \ .. ` ..| `Y´ . /--/ | \ ヽ. } / / j´! ` ー┘ | / /.ァ く ヽ..__ノ ./ / / / ヽ.__ イ . / ヽ .ヽ / .l′ .| .{ ヽ { \ヽ{ .. | / . .} アーンヴァル&ストラーフ (武装神姫)
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -08 楽屋 イオ「こんばんは。今回のお話ではリペイント版として登場いたしました、イオです。あ、塗色ですか?これ、絵の具なんです。」 リゼ「マスターに恋する神姫ってのはよくいるけれどねー。ここまで歪んだ愛を『求める』神姫はそうそういないだろうねぇ。」 イオ「さすがの私も、今回の役は・・・もう二度とやりたくないですよ(苦笑」 リゼ「あはは、そういうと思ったよ。さすがはイオだ。」 イオ「・・・。何か引っかかりますが・・・」 リゼ(汗) イオ「まぁ、いいでしょう・・・ささ、夜も更けてまいりました。それでは・・・」 リゼ「おやすみ~。」 <<トップ へ戻る<<
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武装神姫のリン オリジナル武装・技解説 このページでは本編に出てくるオリジナル武装(元ネタがあるものは割愛)と燐が戦闘時に使用するエアリエル技について説明するページです。 今更感があるかもしれませんが、参考までに。 もちろん妄想の産物なので細かい所は気にしないでいただけるとありがたいです。 武装 1,N-01およびN-02 コレは本編中で市販されたという設定の第1弾の強化パーツであり、アーンヴァルについては01、ストラーフには02が対応する。 01はアーンヴァルの機動力を殺さないレベルでの総合的な攻撃力アップを目指した。 その結果武器としてはレーザーライフルの半分ほどの長さ、重量でありつつも連射もある程度可能なレールガン。 その威力は直撃であればシールドや、頑強と評判のハウリンやマオチャオの装甲にもかなりのダメージを与えることが可能である。 レールガンとほぼ同じサイズのユニットを持つ大型ライトセイバー。これは刃が非常に大きいことからランスとして使用し、高々度からの急降下による一撃離脱戦法も十分に可能である。刃部分の重さはゼロなので意外と扱いやすいのも特徴である。 そして頭部センサー用の大型アンテナユニットが同梱で、これにより索敵能力、照準制度の上昇が望める(上昇の程度はその個体に左右されるためそれを発売までに数値化して発表するには至らなかった) 索敵、照準制度上昇を求めるだけであれば単純なゴーグル系パーツも販売されているが、あれを装備すると見た目が損なわれてしまうと考えるユーザーも少ないわけでは無かったため意外と評判は良いらしい。 N02はストラーフの重装備を支えつつもアーンヴァルやツガルと言った常時飛行の可能な神姫に対して広いステージで対抗するというコンセプトで開発された。 パーツの大部分を占めるのは背部ハードポイントに接続する飛行ユニットで、正に悪魔の翼を模したような大型のフレキシブルバインダーにその基部の小型ながら出力効率の良いバーニアで常時飛行とまでは行かなくとも、10秒~120秒の滞空および飛行が可能(バーニアの出力設定で時間は変動)になっている。 なお、こお装備は基本的に背部ユニットと合わせて使うことが推奨されているが素体状態の拡張マウントに直接接続することももちろん可能でありその際は重量も軽くなるため1,2~1,5倍に滞空時間が延びるというデータが取れている。 ストラーフの戦闘能力はかなり高い水準で安定しているので武装についてはリーチを伸ばすこととチーグルのマニピュレータで扱うことの出来る大型武装ということで鎌と薙刀の2パターンの形状を取ることが出来るポールウェポンが付属している。 ただ形状を変更すると刃の向きが180度変わるのだが開発当初考えられていた基部の回転軸が強度(戦闘ではチーグルのパワー力ずくでたたきつける様に扱うことが多くなるであろうと開発者は予想)確保の問題からオミットされたために変形後は一旦持ち替えなくてはいけないと言う少々面倒な点も存在する。 2,燐専用、対空ユニット「焔」 一方こちらは上記の「N-0Xシリーズ」の開発メンバーでもあった藤堂亮輔が所有する神姫-個体名「リン」-専用に藤堂亮輔が開発(パーツ代も彼の自己負担であり、パーツの組み立てはすべて彼自身が行ったらしい)した「リン」専用の機動戦用モジュールであり、スペックの全てが彼女のパーソナルデータに基づいて調整されている。 そのために当たり前ではあるが、彼女以外の神姫が装備してもまず100%の能力を引き出せないシロモノとなっている。 その構成はサブアームの基部の肩に当たる装甲版の代わりにN-0Xシリーズより大型で最大出力も高い(ただ、単純なエネルギーの変換効率で言えばN-0Xの方が上である)バーニアユニットとエンジンの一体型のユニットを装備し、また比較的大型のバインダーを装備することによって飛行する神姫にも容易に接近することが可能になっている。 ただし空を自由に飛ぶ訳ではなく距離を開けられて相手に射撃をさせない様に、そして最終的には自分の間合いまで飛び込むことのみを目的にしているため普段は地に足を付けて戦うことになる。 ただ、バーニアおよびエンジンの出力故にバーニアを瞬間的に噴かせて緊急回避などを行うことも十分に可能である。 ただ、N-0Xシリーズの様に滞空・飛行が可能なパーツは他にもあるにも関わらずこの様な「使用状況が特殊故に汎用性も無く、機体バランスを崩すピーキーなチェーン」の武装を彼及び「リン」が必要としたのかはまだ本編で語られていないが、そう遠くない時期にお見せすることが出来ると思う。 エアリエル技 1,「裂空(れっくう)」 リン-燐-がマスターの藤堂亮輔を侮辱されたことにより激高した結果行った行動であったが、それは相手の意表を完全に突き彼女の勝利を決定づけたモノである。 当時は技と言うよりは『火事場のクソ力』であったがその後の訓練により習得している。 基本的にはわざと相手に隙を見せることにより相手が攻撃準備に入るために足を止める瞬間を作りだし、そして強靱な脚部およびサブアームのばねを生かして瞬時に相手の背を取る技である。その後の攻撃行動は厳密には「裂空」と言う技ではないということは多分本人およびそのマスター達以外は知らないものと思われる。 2,「隼(はやぶさ)」 これが燐の技の内で最初に披露された攻撃技であり、最近は裂空から繋いでフィニッシュに用いられることが多い。 技としては空中で身体のバランスをわざと崩して回転しその遠心力を加えた後ろ回し蹴りを放つものである。 その軌道は予測できず、上からかかと落としの様に放つこともそのまま水平に繰り出すか…その軌道は食らう直前ならなければ分からない。 3,「裂空・雅(れっくう・みやび)」 裂空は基本的に『受け身』の技で、一方こちらは最初から『攻め』を考えられ考案された技である。 ただし、使用時に脚部、椀部にかかる負担が尋常ではないためにうかつには使用できない上、失敗すれば自分が負けると言う正に「必殺」の技。 動作としてはまず、基本装備であるグレネードランチャーを放り投げ、パイソン357マグナムで撃ち抜くことで爆発させる、その爆風に乗って(その際、もちろん己にも多少のダメージを負う)敵の至近距離まで瞬間的に接近。 そのまま相手が己の行動に驚き無防備であれば空中で回転して隼を。相手が反撃に出る場合は無理矢理にサブアームを地面に突き立てたり(これは公式戦で使用された唯一1回の場合)して軌道を変更し、そのまま片腕・片足のみで行うハンドスプリングやバク転で相手の背後を取ると言うものである。反撃に出る相手もほぼ確実に渾身の一撃を放ってくることから博打性の高い技であるのも確かであるため、よほどの正念場(特に相手と何かしらの因縁や関係がありどうしても勝たなくてはいけない場合)でない限り燐がこの技を使うことは無い。 その技としての特殊性故に練習を行うことはほぼ不可能(もちろんバーチャル空間でのシミュレーションは可能だが)であり、技としての完成度が低いのが現状である。 戻る
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最強の神姫はどちらだ!? 武装神姫SSwiki 読者参加企画 『武装神姫うきうきバトル』最終回 トーナメント表 第四回戦闘記録 以前の戦闘の記録はこちらへ。 ベスト8三回戦 第一試合上弦VS六花 三回戦 第二試合マリーシVSアンリ・マユ 三回戦 第三試合エクスVSTITANIA 三回戦 第四試合来希VSルゼ 準決勝 第一試合上弦VSアンリ・マユ 準決勝 第二試合エクスVSルゼ 三位決定戦上弦VSエクス 決勝戦アンリ・マユVSルゼ ベスト8 月夜&上弦 攻撃力B 命中率S 回避力C 防御力S 蝕神&六花 攻撃力B 命中率A 回避力A 防御力C モアイさん&マリーシ 攻撃力D 命中率D 回避力B 防御力S 繭玉&アンリ・マユ 攻撃力S 命中率A 回避力D 防御力B 紅騎士&エクス 攻撃力A 命中率B 回避力S 防御力D ROTVALT&TITANIA 攻撃力B 命中率S 回避力D 防御力B カイ㌧&来希 攻撃力C 命中率A 回避力C 防御力B うぃんでぃ&ルゼ 攻撃力B 命中率A 回避力D 防御力A ※評価は8名の間での相対評価です。 S>A>B>C>D ※いずれも敬称略。 三回戦 第一試合 上弦VS六花 HP 20 16 3632 13 16 1226 13 8 3464 4 -4 上弦Op2『ビッグバイパー』機能停止 六花、Op1『雷神』機能停止 勝者「上弦」 サラ(仮)「さて、三回戦の緒戦は防御タイプの上弦さんと、回避タイプの六花さんのバトルです」 犬丸「結果は上弦さんの勝ち。上弦さんの強さ、運のよさが際立った戦いでしたワン」 テッコ「……上弦は回避タイプにとても強い。相性の時点で六花はかなり不利だった……」 サラ(仮)「今回もハウリングサンダーが光ってました。……なんか本当に良くハウリングサンダーが出ますね……」 犬丸「上弦さんのハウリングサンダーは、オプションありだと攻撃力12点、命中値6点(!)という異様なダメージが出ますワン」 テッコ「……回避型ではまず歯が立たない」 サラ(仮)「その上で非常に頑丈でもありますし、実質HPが25点あるようなものですし……」 犬丸「これだけの耐久力を削る間、高命中、高威力の攻撃に耐えねばなりません。非常に強力な神姫だと言えそうですワン」 テッコ「……とにかく、上弦はベスト4に進出。おめでとう」 三回戦 第二試合 マリーシVSアンリ・マユ HP 18 20 4321 6 20 アンリ・マユ、A11『キュベレーアフェクション』を突破 5315 -6 19 勝者「アンリ・マユ」 サラ(仮)「ALC的に超イチオシだったマリーシさん、流石に相手が悪すぎました」 犬丸「1ターン目に今まで数々の強敵を葬り去ってきた必殺の『キュベレーアフェクション』を使用しますが、アンリ・マユさんの攻撃は難なくその防御を突破。一撃で7割近くのHPを奪われましたワン」 テッコ「……アンリ・マユの攻撃の中で、マリーシの『キュベレーアフェクション』で跳ね返せるのは僅かに一つだけ」 サラ(仮)「つまり、5/6の攻撃は10点以上のダメージと言うことですね……」 犬丸「正に破壊神と言う他無い攻撃力ですワン」 テッコ「……その攻撃が、命中値5で飛んで来る恐怖」 サラ(仮)「ちょっと勝てる気がしませんね……」 犬丸「ベスト4に進出したのも頷ける性能ですワン」 テッコ「……次は防御タイプの上弦と勝負。盾と矛、どちらが勝つか見もの……」 三回戦 第三試合 エクスVSTITANIA HP 18 25 3156 18 16 エクス、『レールガン「ロンゴミアント」』クリティカル 5333 13 9 3353 4 1 エクス、Op1『複合ブースターパック「アヴァロン」』機能停止 1154 4 -5 勝者「エクス」 サラ(仮)「このクラスの戦いになると運が大きく勝敗を分けるようです」 犬丸「今回は特にエクスさんの運の良さが勝利に繋がりましたワン」 テッコ「……命中率も良いし、『ロンゴミアント』でクリティカルも出た」 サラ(仮)「一方でTITANIAさんは、1ターン目に『チーグル』を外したのが痛いですねぇ……」 犬丸「それが命中してさえいれば勝敗が逆転していただけに無念かも知れませんワン」 テッコ「……もちろん、どちらも強いのは明白。今回は運がエクスを選んだみたい……」 サラ(仮)「ですが、エクスさんの攻撃力と回避力はこの先も活躍しそうですね」 犬丸「しかし、HP18のエクスさんが一番耐久力低いと言うのも凄い話ですワン」 テッコ「……ん。まあとにかく、ベスト4進出おめでと」 三回戦 第四試合 来希VSルゼ HP 20 20 3156 20 19 1626 20 19 6611 18 19 2551 11 17 2151 4 15 来希、逆境発動 3331 1 11 2133 -2 9 来希、特殊能力発動 4252 -9 4 ルゼ、逆境発動 勝者「ルゼ」 テッコ「……まずは来希さんのお名前を間違えていた件について謝罪を致します。ごめんなさい」 サラ(仮)「珍しく殊勝ですね、テッコさん」 犬丸「何でも、リアルの知人にそういう名前の人が居るそうですワン」 テッコ「……無理も無い話?」 サラ(仮)&犬丸「いや、ダメでしょう。それは」 サラ(仮)「では、解説に戻りますよ。三回戦の最終バトルは戦闘力の差がそのまま結果に現れた戦いでした」 犬丸「むしろ来希さんが良く喰いついたと言う感じですワン」 テッコ「……攻撃力が不足気味で、ルゼの防御に阻まれてまともなダメージが入らなかったのに、良く頑張ったと思う」 サラ(仮)「特典無しの神姫でありながら、ここまで勝ち進んだ事こそを褒めるべきでしょうね」 犬丸「そしてルゼさんは見事ベスト4進出ですワン」 テッコ「……次の相手はエクス。面白い勝負になりそう……」 準決勝 第一試合 上弦VSアンリ・マユ HP 20 20 1453 12 15 1636 12 15 4613 2 15 上弦、Op2『ビッグバイパー』機能停止 2556 2 11 3544 -8 5 アンリ・マユ、Op2『ビッグバイパー』機能停止 勝者「アンリ・マユ」 サラ(仮)「さすが準決勝!! 素晴らしいバトルでした!!」 犬丸「互いに攻撃/防御型、攻撃力でアンリ・マユさんが、防御力で上弦さんが勝るため、どちらが勝つか予測できませんでしたワン」 テッコ「……結果、勝ったのはアンリ・マユ」 サラ(仮)「アンリ・マユさんの攻撃力は上弦さんの装甲をも貫きました」 犬丸「その分、防御では劣っているので、上弦さんの攻撃も防ぎきれず、どちらもボロボロになりますワン」 テッコ「……今回も勝利に一役買っているのは『ミサイル』」 サラ(仮)「リスクもありますが、この攻撃力は非常高く、命中率も相まって実に凶悪です」 犬丸「次はいよいよ決勝戦。この『ミサイル』がどう勝敗を分けるか、見所になりそうですワン」 テッコ「……惜しくも敗れた上弦さんも、三位決定戦で頑張って欲しい」 準決勝 第二試合 エクスVSルゼ HP 18 20 1551 10 12 3423 2 4 エクス、Op1『複合ブースターパック「アヴァロン」』機能停止 ルゼ、逆境発動 4634 -6 4 勝者「ルゼ」 サラ(仮)「これも素晴らしいバトルでした。……結果としてはルゼさんの勝利となります」 犬丸「勝敗を決めた要因は多々ありますが中でも大きなものはルゼさんの防御力ですワン」 テッコ「……ルゼの命中率も高いため、勝負がHPの削り合いになった」 サラ(仮)「そうなると防御力の無いエクスさんが圧倒的に不利です」 犬丸「攻撃力では勝っていたものの、防御力の差を詰めるには到りませんでしたワン」 テッコ「……逆境がダメ押しだったかも……」 サラ(仮)「ルゼさんが、Op装備でない為、ダメージを受けても弱体化しなかったのも要因の一つだと言えそうです」 犬丸「さて、これで決勝戦のカードが決まりましたね。アンリ・マユさんVSルゼさんです」 テッコ「……エクスも三位決定戦で上弦と対戦。いずれにせよこの四人は『うきうきバトル四天王』に認定」 三位決定戦 上弦VSエクス HP 20 18 6325 20 18 4261 14 10 5526 14 10 4554 8 10 上弦、Op2『ビッグバイパー』機能停止 4226 8 5 エクス、Op1『複合ブースターパック「アヴァロン」』機能停止 4221 5 0 勝者「上弦」 サラ(仮)「これまたえらく出目の偏った試合ですね……」 犬丸「上弦さんの命中率は高いのですが、エクスさんの回避力の前ではその命中率は5割程度にまで低下してしまいますワン」 テッコ「……まあ、実際に命中率は5割だったけど……」 サラ(仮)「問題はエクスさん側の命中率が期待値よりやや低かったことですかね?」 犬丸「あとは、『エクスカリバー』『コールブランドⅡ』と言った高威力武器を使わなかったのも敗因みたいですワン」 テッコ「……ただ、それでも上弦の防御力4点は厚く硬い壁。エクス側に防御力が無いことを考えるとダメージ効率で僅かに上弦に分がある」 サラ(仮)「攻撃力自体はエクスさんが勝っていますし、互いの回避力を加味した命中率でもエクスさんが上。……でも、防御力まで考えるとダメージ効率で劣ってしまう上、HPには7点もの差がついていますからね……」 犬丸「事前に紅騎士さまが推測なされたとおり、相性においてややエクスさんが不利だった用ですワン」 テッコ「……対する上弦も『ハウリングサンダー』こそ出なかったものの、回避型殺しである『吠莱壱式』の連射が決定打になった」 サラ(仮)「上弦さんの回避型に対するアドバンテージは、今までの試合で証明済みですし、実力が同レベルで、相性に勝った上弦さんが素直に勝利したと言う感じですかね?」 犬丸「と言うわけで、3位は上弦さん。4位がエクスさんとなりますワン」 テッコ「……二人ともお疲れ。マスターにう~んと褒めて貰うと良い」 決勝戦 アンリ・マユVSルゼ HP 20 20 サラ(仮)「さて、決勝戦は実況形式でお送り致したいと思います。実況は私、サラ(仮)と……」 犬丸「犬丸でお送りいたしますワン」 サラ(仮)「そして解説の、」 テッコ「アイ―――」 サラ(仮)「だから本名出すなと言っとろうが!?(副腕チョップ)」 テッコ「……痛い」 犬丸「ええと、解説はテッコさんでお送りいたしますワン」 サラ(仮)「では早速、お二人のデータから確認いたしましょう。犬丸さん」 犬丸「はい。それではデータをご覧下さい……」 テッコ「……『/』で区切られた数字は前から順に『攻撃力』『命中値』『回避力』『防御力』……」 アンリ・マユ(ストラーフ/ぷちマスィ~ンズCSC) HP20 1、ミサイル(偶数回目の攻撃時はリロードとなり、攻撃できない) 11+3/5+1/-2/1+1 2、滑空砲 9+3/4+1/0/1+1 3、ミサイル(偶数回目の攻撃時はリロードとなり、攻撃できない) 11+3/5+1/-2/1+1 4、チーグル 9+3/4+1/0//2+1 5、滑空砲 9+3/4+1/-1/2+1 6、腕部直付けチーグル 7+3/4+1/0/0+1 Op2 ビッグバイパー(修正済み) ルゼ(ストラーフ/逆境型CSC) HP20 1、ウィッチスティング 4/4/-1/3 2、ヒルコ 8/5/0/2 3、『エンジェルシード』ガンナーモード 5/5/-1/3 4、『エンジェルシード』ブレードモード 6/4/0/2 5、アイン・ソフ・オウル 9/4/-1/3 6、ウィッチスティング 4/4/0/2 逆境:HP5以下の時攻撃力+3 サラ(仮)「はい、これが、隠しパラメータまで含めたお二人のデータです」 犬丸「では、テッコさん。解説らしくお二人の解説などをどうぞ」 テッコ「……正直、能力値ではアンリ・マユが優勢。……ただ、逆境があるのとOpの有無の関係で試合展開次第ではルゼにも充分チャンスはある……と思う」 サラ(仮)「では、早速行って見ましょう。決勝戦!! レディ、GO!!」 1ターン目 6535 16 13 サラ(仮)「さあ、開幕と同時に『直付けチーグル』の一撃を狙うアンリさんに、ルゼさんは『エンジェルシード』の射撃で応戦します!!」 犬丸「互いに命中値は良くないのですけど、回避力も無いので攻撃は殆どが命中するはずですワン」 テッコ「……つまり、命中で6を出してしまった方が不利になる」 2ターン目 5524 11 3 サラ(仮)「さて、接近戦を挑まれたルゼさんは霊剣ヒルコでの一撃を見舞いますが、アンリさんも吹き飛ばされつつ滑空砲を叩き込み、早くもルゼさんをHP3にまで追い込みます!!」 犬丸「この時点でHPに8点もの差がついてしまった訳ですが、テッコさん解説を」 テッコ「……ビッグバイパーの補正が効いている。出来れば2ターン目までにはビッグバイパーを破壊したかった所だと思うけど……」 3ターン目 6366 11 -5 サラ(仮)「あーっと。滑空砲の着弾で生じた隙にアンリさんが猛然と切り込む!!」 犬丸「咄嗟に振るったウィッチスティングは外れ、そして、二度目の『直付けチーグル』がルゼさんを捕らえましたワン!!」 テッコ「……これでダウン。ルゼは……立ち上がれない……」 サラ(仮)「決着です。勝者、アンリ・マユさんっ!!」 犬丸「と言う事は、優勝はアンリ・マユさん。準優勝はルゼさんとなりますワンっ!!」 テッコ「……優勝、おめでとう」 サラ(仮)「さて、以上で二月近くに渡ってお送りしてまいりました、武装神姫SSwiki読者参加企画『武装神姫うきうきバトル』も全てのプログラムが終了と相成りました」 犬丸「長かったようで、短かったこの大会、皆様お楽しみいただけたでしょうか?」 テッコ「……」 サラ(仮)「元々、『読者の皆様もただ読むだけじゃなく、参加して楽しんでもらおう』という発想の元に企画されたモノですので、お楽しみいただけたのならばこれに勝る喜びはありません」 犬丸「マスターや登場神姫同士の掛け合いをSS(セリフだけの2,3行のものでもSSですよ?)で送って下さった方も居て、皆様の中で神姫たちが生き生きと動き始めたのならばALCとしても大成功です」 テッコ「……いつかまた、機会があったらなんかの読者参加企画をやっても良いかな、と思う……」 サラ(仮)「ご意見、ご要望、ご感想など、鋼の心内のWEB拍手なり、コメントフォーム成りでお送りいただければ幸いです」 犬丸「さて、お名残惜しいですが、この辺りで〆させていただきたいと思います……」 テッコ「……ん、皆ありがとう……」 3S『それでは、みなさま。良い神姫ライフを……』 了 ご意見、ご感想。 次回があったらこんなことをしたい。 などなど何でもご自由にどうぞ。 現在集計作業中。 凄い試合数になりそうだったり(笑)。 …けっして某アニメで好きなキャラが死んだので鬱ってた訳ではない(泣)。 何気に凄い名勝負が連打状態。 果たして優勝は誰か!? 最後は気長にお付き合い下さい。 -- ALC (2008-03-16 23 50 35) 期待してまっちょるけーねー。でも最後ですし、のんびり待つのもよろしいかとー。 -- 土下座 (2008-03-17 00 18 46) ……敗者復活なしで三十試合、敗者復活まで含めたら……余り無茶はしないでください(汗 -- テンチョーの中身 (2008-03-17 00 34 56) 集計お疲れ様です。こっちもドキドキものですな(笑)大変だと思いますが、どうか無理はしないでくださいね -- 紅騎士 (2008-03-17 00 35 47) ちなみに敗者復活がトーナメント制だとすると↑に+14試合……全部で44試合……不吉だ(汗 -- 紅騎士 (2008-03-17 00 38 34) お疲れ様です。でも、無理だけはなさらなようにして下さい。楽しみに待ってます -- 木香 (2008-03-17 03 14 05) 本戦だけでも三十試合の大ボリューム……。気長に待ちますので小出しにする感じでどうか無理はなさらないでください、切実に。 -- 二階堂 (2008-03-17 16 54 56) なんだか大変な試合数ですね(驚&汗 どうか倒れたりしないことを祈ります… -- ダムド (2008-03-17 22 23 38) あらら、なんという試合数でしょうか(^^; くれぐれもお体は大事にしてくださいませ -- 霞 (2008-03-18 00 06 11) ALC様 お疲れ様です。…なんといいますか…表にしてあらためて見てみるとえらいことになってますね(汗) くれぐれも無理はなさらないようにお願いします。 -- まゆたま (2008-03-18 02 41 47) こうしてみると壮観ですね・・。お疲れ様です。のんびりと待ちますのでご無理はなさらぬよう・・ -- 九重 (2008-03-18 22 08 47) お待たせしました、一回戦の発表です。 一番時間のかかるキャラクターシート30枚分の作成は終わったので、次からは更新も早い筈。 次回は敗者復活戦の様子をお送りする予定です。 あと、三位決定戦をやれば45試合。不吉じゃない、不吉じゃない。>紅騎士様 -- ALC (2008-03-21 02 13 25) 長らくお待たせしました。 次の更新は土曜日、ベスト4まで出したいと思います。 -- ALC (2008-03-28 01 50 48) あらら…うちのは全滅ですか(半泣 まあ…残念ですがここまでずっとドキドキできて楽しかったです。ALCさん、本当に(無茶まで聞いてもらって)ありがとうございました。それでは勝ち残った皆さん、最後までよい戦いを! -- ダムド (2008-03-28 07 41 37) 敗者復活戦、お疲れ様でした。いよいよ次はベスト4が決定……否が応でもドキドキしますね(笑)こちらは危惧していた通りの姉妹対決になってしまいましたが、どちらにも頑張って欲しいです。 -- 紅騎士 (2008-03-28 13 11 32) えと、少し指摘を。「コールブランドⅡ」はエクスの武器です。ヴェラのは「ノートゥング」なので訂正をお願いします。………最後に一つ、『うちのエクスも最大攻撃力は14だ!!』←親バカ(笑) -- 紅騎士 (2008-03-28 13 12 36) ダムドさま。皆さん運に見放されていましたな…。特にレンさんの運の悪さは…(泣)。 紅騎士さま。 ご指摘の件修正しました。ご迷惑をおかけしております。 -- ALC (2008-03-28 19 48 23) トーナメント一巡分の敗者復活戦お疲れ様ですALCさん^^; それにしてもうちのカールなんかが敗者復活しちゃってすいませんすいませんm(_ _)m カール「それじゃあたしが身も蓋も無い酷え奴みたいじゃないですか!?><」 死地から生き返った者としてうちのカールには頑張って華々しく散って貰いますので待ってて下さいm(_ _)m カール「死んでません死んでません! それに死ぬの前提ですか私!?」 -- かもだるま (2008-03-28 20 19 50) 更新は日曜でした。あと、ベスト8で一旦止めました。 別に、時間が無くなった訳じゃないんだからね!? この方が盛り上がると思っただけなんだから(ツンデレ)!! -- ALC (2008-03-30 22 59 45) ALCさん、二回戦お疲れ様です。 ウチの二人は敗者復活戦で負けましたが、良い勝負をありがとうございました。 いよいよベスト8による戦いが始まるのですね・・・ 残られた方々に素晴らしき勝負と幸運があらんことを!! -- 木香 (2008-03-30 23 15 39) 色々とお疲れ様です。 むう……うちの娘達は両方とも二回戦は痛いですか……でも一回戦終了時で既に不利な戦いになる事は分かっていたので二人は本当によくやってくれましたよ。 ここから先のベスト8たちのバトルを楽しみにしています! -- テンチョーの中身 (2008-03-30 23 39 22) うぉ、まさか来希が勝ち残るとは…(‐ω‐ )ゞ 表からすると、ルゼさんと当たるようなので、良い試合が出来るといいのですが… ALCさん、残りの試合の集計、頑張ってください!! (あと、来希の名前が未希になってます そのままでも構いませんが^^;) -- カイ㌧ (2008-03-31 03 29 58) 明日、全ての戦いが終わります。 後ほんの少しだけお付き合い下さい。 さて、優勝はどちらでしょうか・・・? -- ALC (2008-04-05 02 22 01) 更新お疲れ様です。うちのエクスはベスト4ですか……正直、ここまで残ったのが驚きです。3位決定戦は(相性的に)不利な上弦さんとの戦いですが、頑張ってほしいです。そして決勝戦はストラーフ同士の一騎討ち!楽しみに更新を待つとします。ALCさん、本当にここまでお疲れ様でした! -- 紅騎士 (2008-04-05 17 49 05) SSだけでなく、私達も混ぜて頂いて真にありがとうございます、とても楽しませてもらいました、よもやウチの六花がベスト8に残るとは・wいやはや運とは面白い物ですネェ、では、続きor新作SSを楽しみにさせてもらいます、ご苦労様でした -- 蝕神 (2008-04-06 21 01 26) ALC様 全45試合の集計お疲れさまでした。…うちの娘達の最終成績が優勝&ベスト8という出来すぎな結果でしたので…今日はヂェリン缶でお祝いですね(笑) アンリ「今日は飲むぞ〜♪」 マリーシ「姉上、ほどほどに(苦笑)」 ではALCさま、ならびに参加者の皆様のよき神姫ライフを祈りつつ 「「「かんぱーい!」」」 -- まゆたま (2008-04-06 21 47 46) 「マスター!3位ですよ!3位!!」「おー頑張ったな。えらいえらい」「あの・・・ご褒美に吠莱壱式のカスタムアップをしてほしいなぁ・・・って」「おいおい(ω=;)」 ALCさんと参加者の皆さんお疲れ様でした。まさかうちの上弦が3位入賞なんて大金星を上げてくるとは思っても見ませんでした。今後もssや企画を上弦と共に楽しみに待っております。それでは名残惜しいですがコレにて失礼します。月夜&上弦「お疲れ様でしたー」 -- 月夜 (2008-04-06 22 13 56) ……まさか準優勝とは……「自分でもびっくりしてるよ。」よし、じゃあお祝いに好きな物買ってあげよう。「本当!?それじゃあねぇ……」ALC様と参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。まさかうちの子が準優勝までするとは……今後のSSや企画も楽しみに待っております。それでは、機会があればまたいずれ……「またねー♪」 -- うぃんでぃ (2008-04-07 00 15 01) エ「マスター、4位でした……」紅「落ち込むなって、30人中の4位、しかも回避型では最上位だぞ」ユ「そーだよ!お姉ちゃん凄いよ!」紅「ほら、なんか勝ってやるから泣くなって」エ「う゛ぅ…あ゛りがどうございまじゅ(泣いてる)」……ALC様と参加者の皆様、本当にお疲れ様でした。いつかまた機会があれば、喜んで参加したいと思います。では。 -- 紅騎士 (2008-04-07 01 42 36) おまけ 紅「ところで、ヴェラ」 -- 紅騎士 (2008-04-07 01 43 23) ↑ミスです(泣) おまけ 紅「ところで、ヴェラは?」ユ「クレイドルで『真剣なエクスお姉様萌えー!』とか言って悶えてた」紅&エ「………(汗)」 -- 紅騎士 (2008-04-07 01 46 15) ALC様ホントお疲れ様でした^^; うちの二人も敗者復活&一回勝ち抜きで十分楽しませてもらいましたw それではまたいずれ、出来れば自作SSなんて作れたらいいな^^;・・・さて、それじゃあ決勝進出分まで用意しといた『超弩級エクシードミサイル』の在庫処分も兼ねて季節外れの花火大会といきましょうかねえお二方? カール「鬼だ、敗者に鞭打つどころか殺ル気満々の鬼がいる・・・><」 クロロ「ゲロ~~~!?T◇T」 -- かもだるま (2008-04-08 00 23 25) 名前 コメント 今までにお越し下さったオーナー - 人 本日お越し下さったオーナー - 人 昨日お越し下さったオーナー - 人 過去ログ1 過去ログ2 過去ログ3 過去ログ4 文責:ALC
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戦うことを忘れた武装神姫 その18 ・・・その17の続き・・・ 「ぬっふっふ・・・」 装着した機械のスイッチを入れるリゼ。 キュイイィィィ・・・ サイズに似合わない、妙に迫力のある動作音がフィールドに響いた。 「あーっ! リゼ、いつの間にぃ?!」 謎の機械を搭載したリゼの姿に、エルガが声をあげた。 「なんだ、あれは。」 「あれー? にゃーさん知らないの? リゼとにゃーで作った、サブパワーユニットにゃの。 CTaねーさまに持って行かれちゃったと思っていたんだけど、予備も作ってたみたいにゃのだ。」 「あぁ、この前発売延期になった、アレの原型かぁ。」 CTaに振る久遠。 「そうそう。ま、形かえて出すつもりだけどね。 さーて、リミッター無しのプロトタイプ、どれだけの能力があるか、見せてもらおうかねぇ。」 腕組みをしながら、いつの間にかモニター席に座っているCTa。 押しのけられた久遠は、頭だけを何とかモニター席に突っ込んで観戦。。。 「ぬふふふふ・・・きてる、来てるぞ・・・! システムオールグリーン、同期完了・・・ 冷却システム作動!」 ブヒョオォォォォ・・・・ン・・・ 背中の機械が、より一層大きな作動音に変わる。向こうのモニター席に座るサイトウにさえ聞こえるほどの響き。 『・・・来るぞ。 やつはほとんどの武装を捨てたようだ。 一撃離脱型の戦闘方法になるだろう。 ポイントT2へ移動、誘い込め!』 サイトウが命じると、ストラーフは縦長の建物が両サイドに並ぶ、いかにもな地点へ移動。 「リゼ、いっきまーす!!」 相手が移動を終えると同時に、リゼも動いた。 装置を背負ったことによる重量増を微塵も感じさせない実に軽やかな足取りで駆け回り、すぐさま相手の「名無し」ストラーフを発見。 「リーダー、みーつけたっ!」 その瞬間。 『今だ! ファイア!!』 サイトウの声に反応し、名無しのストラーフはぐっと拳を握る。リゼの左右の建物が、大音響と共に崩壊。 このフィールドに仕掛けられたトラップ中、最大のもののひとつ・・・。 「う、うわあぁあぁぁぁっっ!!!」 再び埋まるリゼ・・・ ではなかった。 「・・・と埋まるとでも思ったか?」 サイトウも、そして久遠も、CTaまでもが見えないほどの速さだった。リゼは名無しのストラーフの背後に廻り、腰(正確には背中の装備一式)をがっちりと掴んでいた。そして相当の重量があろうかと思われる相手をひょいと持ち上げ、 「そぉ・・・れっ!!!」 何とそのまま、ジャーマンスープレックスを仕掛けた。 突然のことに相手は一瞬反応が遅れるも、リアアームにて何とか回避、リゼを突き放す。 ずざざざざざー!! 飛ばされたリゼは、瓦礫の上を滑走する。しかし、無傷。 「いってぇなぁ・・・ しかしその反応速度、さすがは元リーダー! って、え、えええぇぇっ?!」 起きあがろうとする前に、相手からのまるでアラレのようなグレネード弾が撃ち込まれる・・・ 『いけ! 撃ち尽くすまで打ち込め! 跡形もなく消し去るんだ!』 サイトウが狂喜のごとく叫ぶ。煙るフィールド。壮絶な光景に、ブーイングがわき上がる。 しかし、サイトウは攻撃を止めさせない。 やがて、弾が尽きたのだろうか、攻撃が一旦やんだ。 すると・・・ 「けほっ・・・ ああっ?! せっかくヌシさんに新調してもらったツインテールが、片方どっかいっちまったじゃないかっ!! こ・の・や・ろ〜!」 ユニットから相変わらずの騒音をまき散らしながら、のっそりとリゼが立ち上がり・・・撃ち込まれたミサイルのうち何発かを抱えている。 『な・・・にぃぃぃぃっ!!』 絶句するサイトウ。これほどまでのアタックを喰らっても、ほぼ全くの無傷で、しかも余裕あふれる顔付きで弾を抱えている神姫・・・ 「名無し」も、この状況をどう判断すべきか、動きが止まっていた。 「投げられたものを投げ返すのは、ウチでは慣れっこなんだよ!」 叫ぶや否や、装置で打ち出すよりも正確に、敵の「名無し」めがけてそれらを投げつける。なにも指示が出せないサイトウ、逃げまどう「名無し」・・・先までのブーイングが、今度はリゼを応援する声援へと変わっていた。 「エルガとのじゃれあいで身につけたプロレス技、シンメイとのデザートの取り合い合戦で投げつけあうフォークとサジ・・・素晴らしい切れ味だね。」 久遠がぼそり呟く。 エルガは画面を叩いて応援し、シンメイとイオは、技についてあれやこれやと討論中。。。 こりゃぁ次のリンゴ取り合い合戦は 一段と壮絶になるだろうなぁ・・・と考える久遠に、CTaが言った。 「な、言ったとおりだろ? いつも通り、それが一番強いんだって。そうだリゼ、この前話したあれ、やってみろよ。 カッコイイぞ〜。」 久遠のマイクを再び横取りし、CTaはリゼに言った。 「あー・・・、やってみるか。」 火薬類が残り少なくなり、どうするか考えていたリゼは、CTaの呼びかけに再び浮かべる悪魔の笑み。 反撃が一息ついたため油断したのだろうか、名無しのストラーフは弾切れで不要となった装備を捨てるため、一時動きを止めようとした。 そのスキを リゼは見逃さなかった。 「せぇの・・・ とりゃぁああぁぁぁっ!!」 高らかに放りあげたグレネード弾を、パワーユニットを直結し出力増強状態の右足で次々に蹴り出す。 弾は恐ろしい程正確に、名無しの背後の建物に 命中。 崩れ落ちる壁を避けようと、思わず飛び上がる名無し。 今だっ!! リゼは相手が飛び上がる瞬間 -すなわち、最も無防備な瞬間- を探っていた。 パワーユニットをフル作動させ再び猛烈な速さで名無しのストラーフに接近、 「な、何を・・・?!」 相手が考える間を与えず、装備が中途半端に外された状態で機動性が落ちている相手の両の足首をがっちりと掴んだ。 そして・・・ 「うおりゃああぁっ!」 「うっわーーー!」 名無しに、そのままジャイアントスイング。 パワーユニットをフルパワーモードにしていることもあり、半端に残っている名無しの武装はほとんどが 遠心力で飛ばされた。 リゼは数回廻したところで名無しを放り投げ、久遠特製のステアーもどき銃を取り出し狙いを定め、引き金を引いた。 パッ、パパパッ! パスパスパスッ!! 必要最小限の射撃で、残る武装のみを破壊。 名無しの本体に、一切の怪我は無し。 恐ろしいほどの精密射撃。。。 体勢を立て直し、なんとか着地した名無は背中に着けた武装を探る。しかし機能するものは- 、ひとつとして無かった。 にらみ合うリゼと名無し。 『まだだ・・・T6へ移動だ! そこで仕掛けられる!』 明らかに焦りの色が見えるサイトウが声をかけた。 名無しは一瞬、移動をする素振りを見せた・・・が。 『おい、なぜ移動しない!』 「Mr.サイトウ、それは無駄なことです。 今までの相手側の動きを見て、まだ気づかないのですか?」 その声に・・・、リゼも驚きの表情になった。 「もしあなたが、本当に神姫の戦いというものを理解しているのであれば、明らかにあちらが優位であることが解るはずです。」 そう言う名無しの足は、わずかに震えている。自らの意志で、プロテクトが一部解除されたのだろうか。 『だから何だというのだ? ならば、武装で補え。罠で差を埋めろ!』 「そうですか。でしたら、あなたの言うことが本当に正しいのか、今ここで確認してはいかがですか? リゼ・・・さん、いきますよっ!」 言うが否や、名無しは再び建物の密集した地点へ移動、壁に埋め込むように隠していたランチャーを2基取り出し、さらにリゼを挑発する。 『なぁ、ヌシさん。 ちょっとだけ昔を思い出してもいいか?』 ぼそりと呟くようなリゼの通信が入った。 久遠が覗き込んだモニターの中のリゼは、今までにないほどに穏やかな、かつ自身に満ちた顔だった。リゼ の言葉の意味するところを酌み取った久遠は、 「あぁ、いいぞ。 但し、無理は禁物ね。」 と答えた。 と、さらに小声で久遠にだけ聞こえるレベルで訊いてきた。 『 -昔のあたしを見ても、嫌いにならないか?』 「昔も今も、リゼはリゼ。 大好きだよ。」 即答する久遠。 『・・・ありがとう。 やっぱヌシさんは最高の神姫使いだよ。』 リゼは再びパワーユニットを全開にすると、名無しが待つポイントへ駆けていった。 -カッコイイ神姫になるために。 ・・・>続くっ!!>・・・ <その17 へ戻る< >その19 へ進む> <<トップ へ戻る<<
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闇の中。 静寂に包まれた心地好い暗闇の中。 深く深く、意識がその闇の中へと溶けてゆく。 何物にも代えがたい至福の時。 そんなささやかな幸せを、突然鳴り響いた甲高いメロディーが容赦なく奪い去った。 「うあー……」 再び闇の中に戻ろうとする抵抗も虚しく、俺の意識は一気に呼び起こされる。誰だ、俺の安眠を妨げる奴は。 やかましく鳴り響く携帯を手探りでたぐり寄せ、この諸悪の根源との通話を繋げる。 「もしも……」 『はーやーとー! いつまで寝てんのー!?』 寝惚けた頭に飛び込んでくる怒鳴り声に、思わず俺は電話を遠ざける。こちらの返事も待たずに、あいつはあからさまな不機嫌さをぶつけてきた。 「なんだよ、朝っぱらからうるっせえな」 横目に時計を見るとまだ午前10時。とてもじゃないが健全な高校生が休日に起きる時間ではない。 『なっ、あんたが神姫見たいから付き合えって言ったんでしょー!? それなのにうるさい? そーゆーこと言うの?』 まだ頭がハッキリしないと言うのに、一息にまくしたてられる。えーと、神姫……? あ、そうか。 西暦2036年。 第三次世界大戦も、宇宙人の侵略もなかったこの平和な時代において開発された、全長15センチの自律型AI搭載ロボット、MMS(Multi Movable System)。 その中でも、最も一般的なのが『彼女』達。 オーナーに従い、様々な装備に身を包み戦場へと赴く彼女達。 そんな彼女達を、人はこう呼んでいる。 『武装神姫』と。 『武装神姫ーPRINCESS BRAVEー』 「うわぁー……」 想像以上の光景に、俺は思わず声をあげた。 都内某所にそびえるこの巨大なビル、通称神姫センター。このビルは部品や関連書籍の販売、更にはサポートセンターにバトルスペースまで、全てが武装神姫を取り扱う施設となっている。 そして俺はその中の販売コーナー、神姫本体の売り場に来ているのだが。 「これ全部そうなの?」 フロア全体に渡って所せましと陳列された神姫。カブトムシ型やコウモリ型、騎士型にセイレーン型、更には戦車型にシスター型とかなりの種類が並んでいて、あまり知識のない俺にはなにがなにやらまったくわからなかった。 「うん、すごいでしょー? もう随分シリーズも続いてるし、タイプ別に色々出てるからね」 舞はどこか嬉しそうに――おっと、そういえば自己紹介がまだだったな。 俺は新藤隼人。健全な男子高校生だ。以前からバトルに興味があり、ちょうど身近に神姫オーナーがいた為、俺も同じ武装神姫のオーナーになる事にした。 そして、その身近なオーナーというのが彼女、比々野舞(ヒビノ マイ)。家が近所だった事もあり、小さい頃からの腐れ縁を現在進行形で続けている。 後ろに結い上げたセミロングの黒髪と、丸い大きな瞳。 起伏の乏しい体を黒いボーダーラインのロングTシャツと袖のないパステルブルーのパーカーで覆い、青いキュロットから伸びる細身の足元には水色のスニーカー。 好きな青い色を基調としたその服装は若干の幼さを感じるが、露出した肢体は健康的に締まっていて、活発そうな印象を受けるだろう。 悪くない。うん、決して悪くない。 「……イヤラシイ目で見ないでよ、えっち」 「イヤラシクないですー。ちょっと客観的に観察してやっただけだよー」 舞はわざとらしく体を隠すと、冷ややかな目で俺を睨む。長い付き合いだが、そんな恥じらいがあったとは知らなかった。 「ふーん、変なの。ま、別にいいけどさ。隼人なんかに見られたって」 その発言は誤解を招くぞ。見てもいいのか?いいんですか?それとも異性としての意識が無いという事だろうか。うん、まったく興味が沸かない。 とにかく、舞はずいぶん前から神姫を所有しているので、初心者の俺としては色々意見を聞けるのは助かる。 ついでにこいつの神姫、天使型アーンヴァルのヒカリも紹介しておこう。片側だけ編みこんだ髪を耳の後ろに垂らしているのがトレードマーク。生真面目で大人びたアーンヴァルタイプには珍しくちょっと子供っぽいが、元気で可愛らしい娘だ。 このヒカリが俺も神姫を買おうってきっかけを作ったんだが、その辺りはいずれまた。二人は姉妹のように仲がよく、今日もヒカリは舞の肩に座って足をブラブラさせている。 「んで、どれ買ったらいいんだ?」 「自分で選ばなきゃしょーがないでしょー?どんな性格がいいかーとか、どんな戦い方したいーとかないの?」 舞は立てた指を左右に振りながらいくつかの選択肢を示していく。しかし、その動きに釣られてふらふらと頭を揺らすヒカリが気になって、話の内容はほとんど聞こえてこなかった。 「だいたいこんな感じかな?どう?」 「え?ああ、格闘戦がいい」 話は聞いていなかったが、戦い方ならそれしかないだろう。男だったら拳で語ってこそ。戦うの俺じゃないし、神姫は女の子だけど。 「アーンヴァル!天使型アーンヴァルがいいと思うの!」 舞の肩で話を聞いていたヒカリが、未だにふらふらしながら棚の白い箱を指差した。酔うぞ、お前。 さて、アーンヴァルか…… 確か高機動射撃タイプ、だったハズだ。初心者でも安定した勝率を狙えるとネットでの評判もなかなかだが、どうも俺の性には合わない。 「あすみん先生自重。そもそもアーンヴァルは格闘向きじゃないだろ?舞ともかぶるし、ややこしくなるって」 「むー、妹が欲しかったのに……」 「なんだ、そーゆー事か。ま、そうガッカリすんなって。後輩には違いないし、それなら妹みたいなもんだよ」 「んー、そっか。ならいいや!へへー、楽しみだなー♪」 頬をふくらませてすねていたかと思えば、もう屈託のない笑顔を見せている。幼さすら感じさせる彼女だが、俺も舞もそんなヒカリの笑顔が大好きだ。俺の神姫になる娘も、こんな笑顔を見せてくれるだろうか。 「あっ、ねぇこの子なんかどうかな?あんたにぴったりだと思うんだけど」 辺りを物色していた舞は一体の神姫を手に取ると、俺に差し出した。パッケージには獣の耳を模したヘッドギアと大きな手甲、そして焼ける様な橙色の瞳が印象的な少女が描かれている。 「犬型、ハウリン?」 「そ。いわゆる万能型なんだけどメインは近接格闘戦だし、防御力も高めだからあんたの要望にもぴったりでしょ?そーれーに……」 舞はぴっと指を立て俺に向き直ると、からかうように微笑みながら言葉を続けた。 「この子の性格。誰かさんみたいな、熱っ苦しい熱血感」 「誰が熱苦しいんだよ?失礼なヤツだな。でもまあ、たしかに悪くはないかもな」 僅かに胸が高鳴る。舞の手からハウリンの箱を受取ると、自然と俺も微笑んでいた。 「決まりだな。俺の相棒」 「なぁ、こーゆーパーツも買った方がいいのか?」 武装神姫、犬型ハウリンの会計を済ませた俺達は、別フロアのパーツ売り場に来ていた。 ここは剣やライフルなどの武器や、アーマー類他神姫用の服、装飾品などのパーツを扱っているフロアだ。基本セットにも武装は同梱されているのだが、戦略の幅を広める為にもこういった物が必要になってくるらしい。 「んー、まだいいんじゃない?実際に戦わせてみないといろいろわかんないでしょー?」 なるほど、もっともなご意見。確かに数さえ揃えればいいというワケでもないだろうしな。値段もバカにならないし、必要最小限に抑えたいトコロだ。 「ね、隼人。それよりちょっと上、覗いてみない?」 「上?」 なにやらそわそわした様子の舞からの提案。この神姫センターは七階建てで、一階から五階の各フロアが販売スペースになっている。そして、その上にあるのは―― 「うわぁー……」 俺は今日何度目かの驚嘆をあげた。 舞に連れられて見学に来たのは、武装神姫を所有する上では特に重要な場所。俺にとっては一番の目的であり、これから幾度となく訪れるであろう場所。 『神姫センターバトルスペース』 そこにいたのは思い思いにセッティングされた神姫と、そしてそのオーナー達。普段に比べれば空いているらしいのだが、それでもかなりの賑わいを見せている。 各対戦ポットには観戦用のモニターが設置され、中央の巨大なスクリーンにも今まさに行われている対戦の模様が映し出されていた。 「すげぇなぁ……」 「ふふん、びっくりしたー?大会の時とかはもっとすごいんだよー?」 後輩が出来て嬉しいのか、ただただ感心する俺に、ヒカリはなだらかな胸を張りながらあーでもない、こーでもないとの解説を始めた。曖昧でおおざっぱな説明なのでほとんど理解出来ないが、微笑ましいのでよし。 「へーぇ。ヒカリもここでがんばってるのか?」 「うん!あたし、すっごい強いんだから!隼人にも見せてあげるね!」 「そっか、よしよし。楽しみにしてるからな」 指先でぐりぐりと頭を撫でてやると、ヒカリはくすぐったそうに顔を綻ばせた。 「えへへー。ね、舞。せっかく来たんだからバトルしてこうよ!」 「今日はダーメ。武装持ってきてないもん。それだけじゃバトルは無理でしょー?」 すっかりご機嫌になったヒカリ。余程いいトコロを見せたいのか、戦いたくて仕方ないらしい。が、今日の彼女は飛行用のフライトユニットをしょっているだけ。神姫のパーツにはバトル以外、日常生活に使えるものも多く、ヒカリも普段はこれで飛び回っている。サイズの小さな神姫には人間の生活スペースでも広すぎる為、普段からこういったパーツを付けた神姫は多く見られる。 「えー、ヤだー!隼人にかっこいいとこ見せるのー!ねー、舞、武装取りに行こ!」 「ダメったらダメ。ヒカリー?今日はいい子にしてるって約束したでしょ?わがまま言わないの」 「でも……」 「今度また準備してから来ようぜ?そしたら俺も神姫連れて来れるし、ヒカリはその時カッコいいトコ見せてくれよ。今日はここの事を教えてくれればいいからさ」 俺も見かねて口を挟む。俺のせいで怒られたのでは可哀想だ。なんとか興味を他に移そうとするが、ヒカリはなかなか納得してくれなかった。 「むー……ヤだ!あたしは今がいいのー!」 「あっ、こら!」 ヒカリは舞の肩から飛び降りると、そのまま人混みの中へと飛んでいってしまった。 「ヒカリ!あぶないから……」 「きゃあっ!」 舞が言い終わるより先にヒカリが悲鳴をあげた。 「ってーな!なにすんだよ!」 続けて聞こえたのは男の怒声。どうやら急に飛び出した為に、誰かにぶつかったらしい。舞と一緒に慌てて声が聞こえた方に駆け付ける。人とぶつかっただけだとしても、僅か15センチ程しかない神姫にすれば破損の原因には充分すぎる。 「ご、ごめんなさい……」 「すみません!大丈夫でしたか?」 ヒカリは……うん、無事みたいだ。心配したような事故には到らなかったようで、怯えながらもぶつかった相手に頭を下げていた。 「なんだよ、お前の神姫か?どうしてくれんだよ、これ!」 ぶつかった時にぶちまけたのか、男は染みのついた上着と潰れた紙コップをいかにも不機嫌そうに舞に突きだした。 「あの、えっと、あたし……」 「ほら、ヒカリもちゃんと謝って」 涙目でうろたえるヒカリをなだめながら、舞が深々と頭をさげる。 「本当にすみませんでした。あの、クリーニング代はお出ししますので」 「ご、ごめんなさい!」 「謝って済んだら警察はいらねぇよ!それより……」 男はそこで言葉を切ると、舞をじろじろと舐めるように見始めた。とても人格的に優れた人物には見えないが、まだ言い掛かりをつけるつもりだろうか。 「そうだな。ちょっとオレに付き合うなら許してやってもいいぜ」 あまりにもセオリー通りの絡み方。オヤクソク、というヤツだろうか。今時こんなヤツがいるとは思いもしなかった。国に天然記念物として保護してもらえよお前。 「え?そ、そんなこと言われても……」 舞もヒカリも、ちゃんと頭を下げて謝っている。既に出来うる限りの礼を尽しているのだから、今更そんな筋合いは無い。 「お前、いつの時代のチンピラだよ?」 異性に対しては人見知りの激しい舞。そんな舞を、これ以上黙って見ている事は出来なかった。こういうタチの悪そうなのは早めにお帰り願うのが一番だろう。 「なんだ、お前?」 「その娘らのツレだよ。お前こそなんだ?こっちは充分謝ってんだろ?」 俺はとにかく威圧的に言葉を放つ。このテのヤツは強気に出られるのには弱いハズだ。 「ぶ、ぶつかって来たのはそっちだろ!?」 やっぱりオヤクソクだ。もうどもりだした。こうなったらもう一押し。この調子で続けてやれば適当な捨てセリフでもはいて退散するハズ。 「だからさっきから謝ってんだろ?しつこいんだよ、大の男が」 「だ、だったら……だったら神姫バトルでケリつけようぜ!」 そう、セオリー通りにこれで退散……しないのか。いや、そんな事より。 「ち、ちょっと待て!なんでそうなるんだよ!?」 「お前らだって神姫オーナーだろ?だったら決着はバトルでつける!公平な条件だ!」 どんな理屈だ。この野郎、開き直ったな。 「おれが負けたら全部チャラにしてやるよ!ただし、そっちが負けたらおれの言う通りにしてもらうからな!」 言いながら舞を見るといやらしい笑いを浮かべる。ちくしょう、時代劇の悪代官みたいなヤツだ。 「舞、隼人。ごめんなさい、あたしがわがまま言ったから……」 「いいんだよ。ヒカリはちゃんと謝ったんだから」 「隼人、でもどうしよう……」 舞はもう泣きだしそうな顔だった。こんな顔を見るのはいつ以来だろうか。子供の頃から泣き虫で、しょっちゅう慰めてやったっけ。そしてその頃の気持ちは、まだ俺の中に残っているらしい。 「大丈夫。心配すんな」 俺は出来るだけやさしく微笑んで、そっと舞の頭をなでてやる。舞の泣き顔も、ヒカリの泣き顔も見たくない。沸き上がる感情はもう抑えられなかった。 「こいつを泣かせたヤツは、昔から俺か姉ちゃんに凹まされる決まりになってるんだ。俺が相手してやるよ。文句はないだろ?」 「別にどっちでもいいぜ。なんなら二人まとめてかかってくるか?」 かなりの自信があるようで、男はニヤけ顔で余裕を見せている。今のうちに笑っておけばいい。すぐに笑えなくしてやる。 「隼人!?相手してやるって言ったって……」 「ああ、俺と……コイツでな」 目を白黒させる舞に、俺は持っていた荷物を軽く掲げる。余程驚いたのか、その表情のまま一瞬凍りついてしまった。女の子がそんなおもしろい顔するもんじゃないぞ。 「コ、コイツってさっき買ったハウリン?無理だよ!まだセットアップもしてないでしょ!?」 「今からやる」 「でも!」 「大丈夫だって、いい子で待ってろ。さて、それじゃセットアップしないとな。手伝ってくれ」 「……いつもそうだよね、隼人は。ごめんね、頼ってばっかりで」 未だに納得いかないようだったが、説得は無理だと悟ったらしく、舞は少し困り顔で微笑んだ。 「いいからまかせとけって。ほら、それよりセットアップ教えてくれよ」 「うん。セットアップって言っても、必要なのはCSC(Coar Setup Chip)のセットとオーナーの認証の二つだけなの。コアユニットの胸を開いてみて」 パッケージを開くと、文字通り『小さな』女の子が眠るように横たわっていた。その寝顔はまるで本物の少女のようだったが、肩や膝等、間接の可動部分が彼女がロボットだという事を思い出させる。 舞の指示に従い、小さな少女の胸部をそっと取り外す。するとちょうど心臓にあたるその部分に、三つの穴の空いた円環状の回路が走っていた。 「そこにCSCを三つセットするの。その組み合わせで神姫の特性が決まるものだから、慎重にね」 「このちっちゃい宝石みたいのがCSCだよな?」 BB弾より更に小さな色とりどりの球体。これが神姫に『命』と『心』を宿らせる為の物らしい。 「そう。赤いルビーが攻撃特性、黄色のトパーズが命中特性で……」 「全部赤」 「ちょっ、慎重にって言ったでしょ!?ちゃんと考えなさいよ!」 「おばあちゃんが言っていた。やられる前に殺ればいい!それにほら、主人公的にも色はやっぱ赤だろ?」 あくまで舞の意見は参考にして、赤く透き通った珠を神姫の胸に填めこんだ。三つ全て取りつけると仄かな光が回路を走り、CSCがうっすらと点滅し始めた。 「もう、おばあちゃんそんな人じゃないでしょー?知らないからね?……じゃあ胸の回路を閉じて……そう。さ、起動するよ」 「え、もう?」 キューンという小さな電子音をあげると彼女は静かに眼を開き、深い眠りから目覚めようとしていた。少し間をおいてゆっくりと起き上がると、正面にいた俺を見上げ、始めての言葉を発した。俺の神姫が、起動した瞬間だった。 「あなたが、私のオーナーですか?」 「ほら隼人。オーナー認証して」 「え?あ、ああ。そう、俺がオーナーだよ」 「……認証しました。これからよろしくお願いします、マスター」 そう言うと彼女は深々と頭を下げた。礼儀正しい性格のようだ。うん、こういうことは最初が肝心だ。 「こちらこそ、よろしく」 俺は掌ほどしかない小さな彼女に手をさしだす。一瞬戸惑いを浮かべた彼女だったが、すぐに指先を両手で握り返し、嬉しそうな笑顔を見せてくれた。 「はいっ!」 「オイ、いつまで待たせるんだ?それとも逃げ出すための相談でもしてるのか?」 「誰が逃げるか。すぐ相手してやるから待ってろ」 「こっちはいつでもいけるぜ。なあ、アル?」 男が腰のポーチに声をかけると、そこから小さな影が飛び出してきた。赤を基調とした体のペイントに、緑色の髪を頭の両側で結い上げた神姫。なんだかリンゴっぽい。 「もちろん!実力の差を思い知らせてやるんだから!」 「サンタ型ツガル……高機動狙撃型よ」 舞が小さな声でつぶやいた。先程の説明を聞いた限りでは、とても相性がいいとは言えない。どうやら楽に戦える相手じゃあないようだ。それにしても、サンタ型ってなんだろう。色? 「あの……マスター?」 考え込んでいると、ハウリンが不安そうに声をかけてきた。今の状況が把握しきれていない様子だ。 「ああ、そっか。実はいきなりで悪いんだけど、お前に戦ってもらいたいんだ。起動したばっかりだから無茶だとは思うけど……大丈夫か?」 「確かに、通常ですと起動直後の各モーメント制御、及び演算機能の最適化などは日常生活のような負荷の少ない状態で行っていくのが最善です。起動直後の、しかもバトル中に行うというのは少なからずリスクも伴います。ですが――」 彼女はあくまで簡潔に、そして淡々と俺の問いに答える。それはそうだ。どんなに精巧に出来ていても彼女は人工物、『ロボット』なんだ。でも彼女は―― 「私は『武装神姫』です。いつ、いかなる時であっても、マスターの為に戦ってみせますよ」 彼女の眼は、その燈色の瞳は、たしかに力強い光を放っていた。凛とした闘志をみなぎらせて。 「よし、凛だ」 「え?」 きょとんとした顔の彼女を掌に乗せ、もう一度呼び掛ける。名前、俺の武装神姫の、その名前。凛々しく、力強くあって欲しいと願いを込めて。 「お前の名前。『凛』。お前は今から凛だ」 「『凛』……」 「さあ、そんじゃあ頼むぞ凛!」 「はいっ!任せてください!」 俺と凛。俺達二人の物語が、今始まろうとしていた。
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戦うことを忘れた武装神姫・各種設定-1 ~久遠とその仲間たち~ 登場人物 久遠家 知り合いな人々-1 知り合いな人々-2 久遠家 久遠(ひさとお) 薄給気味の斜壊人、実年齢の1.5倍にいつも見られる20代後半。 愛車はショップ特製・絶滅しかけの2ストローク125ccスクーターと、 父から譲り受けたS社の(登場時は最新型だった)400ccモタード。 ヨツワは仕事でも使うので、ワンボックス商用軽カー。 エルガ(Erga)(猫爪) 好き:昼寝、魚肉ソーセージ 嫌い:犬(リアル犬) 属性:うにゃー シンメイ(Synmei)(吼凛) 好き:機械いじり、りんご 嫌い:怖い話(夜眠れなくなる) 属性:ツンデレ イオ(Io)(アーンヴァル) 好き:お散歩、チョコレート 嫌い:雨(濡れること) 属性:まったり リゼ(Lize)(ストラーフ) 好き:月、プリン 嫌い:月のない夜(闇への恐怖) 属性:姉御気取 ミツバ(Mitsuba・御翼)(エウクランテ) 好き:鉄道、唐揚 嫌い:孤独(ひとりぼっち) 属性:妹(イオ直系) 知り合いな人々-1 かえで(川崎かえで) T市にある、川崎製麺の令嬢。一見中学生に見られる、ちっこい高校生。 ティナのオーナー。 学業成績優秀な、アウトドア派。 生真面目な熱血系の兄がいる(次期社長)。 ティナ(Tina)(猫爪) 好き:かえで、昼寝 嫌い:刺激の無い生活 属性:秘書(かえでのPDA状態) フィーナ(Phina)(ストラーフ) 好き:甘物、コスプレ 嫌い:星の見えない夜(闇への恐怖) 属性:リーダー(メイド長) 川崎 啓衛(かわさき ひろえ) かえでの父で、川崎製麺の3代目社長。引きこもりがちなかえでに、ティナを 買い与えた経緯がある。 製麺技術に関しては自他共に認める天才。 実は、元・映画監督と言う肩書きも持っている。 知り合いな人々-2 八御津(やみつ) ブリッツのマスター。 事務機器販売の会社員。 ひょんなことから久遠に出会い、大きな転機を迎える。 公式リーグでも相当のランクにあがりつつある、有力者。 ブリッツ(Blitz)(ヴァッフェバニー) 好き:マスターが塗ってくれた空色の装備 嫌い:腑抜けたモノ 属性:負けず嫌い <<トップ へ戻る<<
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武装神姫 コメント コナミデジタルエンタテインメントから発売されているフィギュアシリーズおよびオンラインゲームサービス。 トゲキッス アーンヴァル(天使型) ストリンダー ストラーフ(悪魔型) オーバードライブ必須。 テッカニン フブキ(忍者型) ルカリオ ハウリン(犬型) ニャース マオチャオ(猫型) ミミロップ:ヴァッフェバニー(兎型) エルレイド:サイフォス(騎士型) カモネギ:紅緒(侍型) デリバード:ツガル(サンタ型) ロズレイド:ジルダリア(花型) フシギダネ:ジュビジー(種型) オクタン:フォートブラッグ(砲型) 発射系の攻撃が多いので ムクホーク:エウクランテ(セイレーン型) ミロカロス:イーアネイラ(マーメイド型) ジュゴン:ヴァッフェドルフィン(イルカ型) ライコウ:ティグリース(寅型) ミルタンク:ウィトゥルース(丑型) エレキブル:グラップラップ(建機型) 色だけなら似てるよ! ハッサム:アーク(ハイスピードトライク型) マニューラ:イーダ(ハイマニューバトライク型) マニューバだけにマニューラ・・・ってちょっと苦しいか バタフリー:シュメッターリング(蝶型) オオスバメ:飛鳥(戦闘機型) メタグロス:ムルメルティア(戦車型) ブーバーン:ゼルノグラード(火器型) ヘラクロス:ランサメント(カブト型) カイロス:エスパディア(クワガタ型) グライオン:グラフィオス(蠍型) ドラピオンじゃないのはグラつながりだから クロバット:ウェスペリオー(蝙蝠型) エレキブル:ベイビーラズ(エレキギター型) コロトック:沙羅檀(ヴァイオリン型) ピクシー:ウェルクストラ(天使コマンド型) ムウマ:ヴァローナ(悪魔夢魔型) サーナイト:ハーモニーグレイス(シスター型) ハピナス:ブライトフェザー(ナース型) オオタチ:パーティオ(フェレット型) パチリス:ポモック(リス型) フーディン:メリエンダ(スプーン型) 無理やりだがスプーンを握っていることから コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ストリンダー ストラーフ(悪魔型) オーバードライブ必須。 -- (ハ!) 2021-07-25 21 05 31 草案 主題歌 OPテーマ ガラガラ:孤高のカタルシス EDテーマ ラブカス:か弱き十字架の愛 -- (ユリス) 2021-07-17 16 59 27 トロピウスorハリテヤマorダグトリオorゴマゾウ アーンヴァル(天使型) -- (ハ!) 2021-07-17 15 44 37 草案 フーディン:メリエンダ(スプーン型) 無理やりだが キュウコン:蓮華(九尾の狐型) レパルダス:アーティル(ヤマネコ型) ジュカイン:オールベルン(剣士型) エアームドorトゲキッス:ヴェルヴィエッタ(ビックバイパー型) -- (ユリス) 2016-03-04 22 30 18 オスしかいないポケモンは論外じゃないか -- (名無しさん) 2011-10-21 02 08 43 ヴァッフェドルフィンにジュゴンはどうかな? -- (名無しさん) 2010-12-18 09 30 23
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戦うことを忘れた武装神姫 その13 ・・・その12の続き・・・ 「おつかれー! いやー、お見事!」 シールドが解除され、久遠がイオに手をさしのべる。イオは酒瓶を片手に持った まま恥ずかしがりながら駆け寄ろうとするが、瓦礫に足を取られ見事転倒。さら には、手にした酒瓶の栓が開いてしまい、頭から酒をかぶってしまう。 「ふえぇ・・・やってしまいました〜。」 半泣きで酒臭いイオの姿に、わき上がる笑い。と、かえでが、ギャラリーをかき 分けて近づいてきた。その姿に先に気づいたイオが、 「はじめまして、かえでちゃん。 お話はリゼから聞いています。ちょっと変な 形にはなっちゃったけど、敵はとったつもりです。」 酒臭いまま久遠につまみ上げられ、かえでにご挨拶。かえでは目を輝かせていた。 「すごかったです、イオ・・・さん! あんな技、見たことも聞いたことも無い ですよ!! もう、あんなにかっこよくやってくれるなんて・・・ 本当に ありがとうございます!!!」 久遠と顔を見合わせて苦笑いのイオ。 「え、ええ・・・まぁ・・・。 夢中でしたから・・・。」 「それはそうと、どこかこいつを洗える場所ないかなぁ。」 「えー! 私、洗われるんですかぁ?」 「洗わんでどうしろと。このままだとベトベトになっちゃうぞ。」 「あの・・・拭けば大丈夫ですから・・・」 「だーめ。 あ、そこに給湯室があるんですか? ちょっとお借りしますー。」 気づいた店員の案内で、給湯室へイオを連れていく久遠。 「あ、だめです! 洗っちゃうと翼が傷む・・・いえ、その・・・きゃー!!! 濡れるのはイヤーーー! だめーーーーー!!! だぇ・・・ ブクブク・・・」 給湯室から響いたイオの叫びが、徐々に小さくなる。イオ、戦場から洗浄へ。。。 ・ ・ ・ ・ ・ と、こちらサイトウ側では、ちょっとした異変が。 「おい・・・早く戻ってこい!」 がっくりとうなだれたままのディサ、サイトウがいくら呼びかけてもフィールド の縁から、それ以上サイトウに近づこうとしなかった。 「いい加減にしろ。 ・・・仕方ない、あいつを回収してこい。」 「イエス、マスター。」 軽装の兎子がディサの回収に向かう。 「ディサ、命令です。今すぐ戻りなさい。」 「・・・。」 兎子が差し出したてを払いのけるディサ。 「ならば、強制執行します。」 「触らないで!」 その声に、兎子、サイトウだけでなく、近場にいたギャラリーも静まり返った。 「もう・・・私はあなたの神姫であることが我慢できません!」 立ち上がったディサは、唖然とするサイトウに向かい、きっぱいと言い放った。 「あの日、彼の『黒』が、あなたをクサレ扱いした理由がよくわかりました。」 「お前、何が言いたいんだ? 俺に向かって何を言っているのか、わかって いるのか?!」 「・・・やはり、私は貴方の神姫ではありません。 さようならっ!」 止めようとする兎子に肘鉄を喰らわせ、その隙に、あっという間にその場から 逃走。 自慢の足の速さで、あっというまにいなくなった。 「待て! どこへ行く!!」 追いかけるサイトウ、しかし多すぎる程のギャラリーに阻まれてディサを見失 ってしまう。 あまりに一瞬の出来事に、何が起こったかギャラリーも把握が 出来なかったらしい。。。 「くそっ・・・。」 舌打ちをしながらサイトウが戻ってきた。 「マスター、どういたしますか? 追跡しますか?」 兎子が尋ねる。 「一体ぐらいいなくなっても気にしねぇよ。 代わりはいくらでも居るんだ。 それより、次はお前に行ってもらうからな、準備しておけよ。」 「了解しました。」 兎子は、黙々と準備にかかる。 ・・・が、応援団の呼びかけにも返答が出来 ない程、明らかに動揺を隠せないでいるサイトウに、一抹の不安を覚えていた。 ・ ・ ・ ・ ・ 「相変わらず水が嫌いなんだから。」 モニター席で待つリゼが呟いた。横ではエルガがエルゴブランドの神姫ドリンク、 ロボビタンRをすすっている。 「にゃーはおフロ、好きだよ?」 「エルガ、貴方のことではないんですよ。・・・どうやらいつものイオに戻った ようですね。」 クレイドル上では、シンメイが出番に備えて装備を整える。 「そ、そんな軽装でいいんですか?」 その姿を見たティナが驚きの声をあげた。 「いいんです。私は、武具を使うことを好まないので。これで十分なんですよ。」 シンメイが装着したのは、黄色くペイントされた狗駆と心守のみ。どちらも手が 加えられており、薄く削られて、のっぺりとした見た目になっている。 「メカニックは手先が命ですからね。 道具・工具類を器用に扱えない万武は、 滅多に使わないんです。」 最後にセットするヘッドユニットも、通常のものとはちょっと形が違っていた。 色といい形といい、それはまさしく・・・狐。 しっぽも狐型に改造されている。 シンメイが装備と同期を取る。 と、胸の所にぽわーっと浮かび上がる緑の十字、 狗駆には「安全第一」の文字。 最後に、工具箱を背中に装備。 「おぅ、お待たせ。 ・・・シンメイ、やっぱこの装備なんだ。」 洗濯されて半ば放心状態のイオを手に久遠が戻ってきた。久遠は、ぐったりして いるイオをリゼとエルガに任せ、シンメイを手に乗せた。 「私にとっての、最強の装備をしたつもりです。」 「だな。 うん、あいかわらず似合っているよ。 良い良い。」 「久遠さん、これ、なんて装備なんですか?」 興味津々のティナ。かえでは持参したカメラで手に乗るシンメイを激写している。 「名前は・・・どうする?」 「そうですね・・・『工臨壱式』なんてどうでしょう。」 「ふむ、・・・自分の型式名に引っかけたのか?」 「・・・。」 ぽっと頬を赤らめて無言になるシンメイ。だが、しっぽは嬉しいのか、パタパタ と反応。。。 久遠がモニター席からフィールドへ向かおうとする・・・と、色が黄色ベースと 目立つこともあり、またもやワラワラと人垣が出来る。 「写真撮影は全試合終了後におねがいしまーす!!」 ついに、店員が全員動員され、誘導や整理を始めた。久遠が見回すとありえない ほどの人数になっている。 「な、なんだこりゃ・・・」 「どうやら、『妙な連中が勝っている』と、ネット上なんかで祭りになっている みたいです。私たちもこんな事はじめてでして。。。 不手際申し訳ない。」 久遠を誘導する店長が教えてくれた。 (・・・そういや、この試合は公式で中継もされているんだっけ。。。) 今更ながら、恥ずかしさがこみ上げてきた久遠であった。 ・・・>続くっ!>・・・ <その12 へ戻る< >その14 へ進む> <<トップ へ戻る<<
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戦うことを忘れた武装神姫 - type_S -07 楽屋 リゼ「どーもー。主演のリゼだよーん。」 イオ「監督のイオです。」 リゼ「この話、細かい設定一切なしなのねん。 皆様で、どういう場面かをどうぞ考えてくださいって方向で。」 イオ「それから・・・マスターが勢いで作ったということなので、お見苦しいこと、どうかご容赦を。」 リゼ「そろそろ本編も進めてもらわないとね。ねぇ、ヌシさ・・・あれ?」 イオ「ふとんの中はマオチャオのぬくもりとか言いながら寝てしまいましたよ・・・」 リゼ「まぁ、いっか。 あたしもヌシさんと寝るー!」 イオ「あ、こら! 監督の私をさしおいて・・・」 かくして、夜は更けてゆく。 <<トップ へ戻る<<